家族が亡くなった時に、年賀状を出さない代わりに送る「喪中はがき」。
これって、亡くなった『本人』が年賀状を出していた相手には、どうすればいいのか。
亡くなった夫の友人・知人に対して、妻の立場で喪中はがきを出すのはOKなのか。
でもダンナ本人が亡くなっているのに、「喪中につき」ってなんか変じゃない?!
マナー違反ならどうしよう…と迷子になった私は、正解を求めてあれこれ調べ始めました。
すると【死亡通知状】などという初めて聞く言葉まで出てきて、さらにパニック。
いったい何が正解なのか、迷子ながら調べたことを参考に考えてみました。
本人死亡なのに喪中はがきってアリ?
亡くなった本人が年賀状のやり取りをしていた相手に、喪中はがきってマナー違反なのか。
あれこれ調べた結論から言うと、ハッキリ言って正解はありません。
だって本当~~にいろんな意見があるんですよ!!
こういう、いわゆる「マナー」とか「常識」って判断が難しいですよね。
昔からのしきたりとか世間の常識でも、地域差があったり時代によって変わってきたり。
とまぁ正解は無いながらも、私のアンテナに引っかかった説明がいくつかありました。
なんだか当たり前のように出てくる【死亡通知状】。
そんなの聞いたこともないし、だから死亡通知状なんて出してない。
もしかして私、なにも知らずにマナー違反しちゃったってコト?!
なにそれヤバイやん…(ドキドキ)。
喪中はがきor死亡通知状さぁどうする
「死亡通知状」という新たな存在の出現で、ますます迷子になりそうな私。
そもそも死亡通知状とは何なのか。
- 亡くなった本人の知人などに、死亡の事実を知らせるために送るハガキ。
- 死亡後すぐに、葬儀の日取りや亡くなった原因などを知らせるのが一般的。
- 葬儀後に送る場合は、無事に終わったことや遅くなったお詫びも記載する。
うわ~~葬儀だ手続きだでバタバタしてる時期に、こんなこと全く頭になかったぞ。
特にダンナの場合は個人会社なので、とにかく仕事上の取引先に連絡するのが最優先。
知人や友人関係は、聞きつけて連絡を下さった人に伝えたり、たまたま連絡のあった相手に事情を説明するぐらいでした。
となると。
先ほど調べた中にあった、このパターン。
この感じで、連絡が遅れたことを深くお詫びしつつ、喪中はがきでお知らせするのがベストかも。
どちらにしろ正解なんてないですからね。
大切なのは誠意。
…とは思うけど、大丈夫かな~。
大丈夫やろ~。
喪中はがきの文面>誠意が大事!!
ということで。
ダンナの友人・知人には、死亡通知状を送れなかった謝罪の気持ちを込めつつ、喪中はがきを送ることに決めました。
文面は、あちこちで紹介されている文例を参考にして、かた苦しくなりすぎないように。
「ご厚情に深謝」とか「ご厚誼に御礼」みたいな、よそ行きの小難しい言葉は使わない。
少しぐらい常識からズレていても、気持ちが大事、大切なのは誠意。
と、自分に言い聞かせることにしました。
今年2月に夫〇〇〇〇が急性心不全で他界いたしました。
本来ならばすぐにお知らせするべきところ、連絡が遅れましたことをお詫びいたします。
生前は故人が大変お世話になりましたこと、本人とともに心より感謝申し上げます。
令和〇年〇月
ちなみに、喪中はがきには「、」や「。」の句読点は使わないんですってね。
そこらへんは慣例にしたがって、句読点ナシの文章にするつもりです。
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そして後日、年賀状印刷サービスの【カードボックス】で実際に喪中はがきをネット注文。
ダンナの知人・友人に違和感なく送れる「あいさつ文」も見つかって、やっと肩の荷が下りました。
カードボックスの喪中はがきで悩み解決♪私の口コミ>これイイネ
突然シングルのひとりごと
実を言うと、私はずっと以前から『喪中はがき』は気が進まない派。
まだ実家にいた頃に母が亡くなった時も、喪中はがきは出しませんでした。
理由は、母がいなくなってただでさえ淋しいのに、誰からも年賀状が来ないなんて余計に淋しいから。
母の死を知っている友人たちにも「年賀状ちょーだい♪」と頼んでおいて、後から『寒中見舞い』で返信しました。
自分宛てに喪中はがきが届いて、その相手に年賀状を出せなくなると、それもやっぱり淋しいんですよね。
50代ともなると、毎年少なくても2~3枚は届くし~。
同じ相手から3年連続で喪中はがきが届いて、4~5年の間お互い近況が分からない、なんてコトもありました。
年1回の年賀状でしかやり取りしていない友人の場合、こんな状況になったりもします。
だから私はこれから先も、『喪中はがき』より『寒中見舞い』推しでいくつもり。
それよりそのうち、年賀状文化そのものが無くなっていくかも知れませんけどね~。
まとめ
亡くなったダンナが年賀状を出していた相手に、妻である私が「喪中はがき」を出してもいいのか。
という疑問からあれこれ調べてみましたが、結局は正解なんてないことが分かりました。
本来なら、亡くなったという連絡は「死亡通知状」でするべきだけど、そんな常識は全く頭になかった私。
連絡をしないまま相当な月日が経ってしまったので、死亡通知を兼ねた「喪中はがき」を出すコトにしました。
世間の常識やマナー、昔からのしきたりも一応知っておいたうえで、大切なのはやっぱり気持ち。
今回この記事を書いていくうちに、自分なりの正解にたどり着けました♪